越前武生は興味深い土地であった。
紫式部公園というところに行きたかったが、少し距離があるから諦めた。 また武生に寄ることがあればレンタサイクルなどで訪れたい。 武生駅に戻り、昼食は簡単に駅そば。 福井のかけそばにはネギと鰹節(花かつお)が入っている。面白い。 そして、フリー切符だから、福井に特急しらさぎで戻り、観光を再開。といっても、付き添いという仕事上?駅からはあまり離れられないから、福井城址と庭園を見に行く。 広い立派な堀と、続く石垣。遠くに雪をいただく山々も見え、桜がぐるっと植えてある。 さすが松平様のお城だと歓喜。福井に来るまで忘れていたけども?!明治維新におなじみの松平春嶽候はこちらが地元だったのかと感慨も深くなる。 今は城内には県庁が建っているが、天守の位置は残されていて、急な石段をよじ登り礎石を見て回る。福井の井戸も確認した。 続き、大名の別邸であった名勝「養浩館庭園」に向かう。入り口が長く続く塀の切れている部分だけで遠目にはわからなかったけれど到着。名園として世に聞こえているらしいが…受付には「池の水を抜いているため、入園無料」とあった。無料はありがたいが何?と覗いたら、つまり水を抜いて池の底を洗っていたのである。横を人が「魚は移動したって新聞に書いてあった」と話しながら通り過ぎた。なるほど~。 しかし、水の無い池、ホースで水を抜いたりかけたりする工事中の日本庭園とは、こうもガッカリするものかと。 もちろん、池以外にも見どころはあるけど、あるけども… 写真も撮らず、庭園に行ったという事実だけを持ち帰った。 城も庭も戦争で焼け、大地震もあった福井の地は歴史的なものやことの保存や復元に苦労されたことを学習した。 気を取り直して駅方面へ戻る。最後はスイーツをゲットしなくてはならない。 冬限定の北陸名物お菓子「水ようかん」。 冬の北陸!雪が厳しくて行くのは無理!と思っていたが、フリー切符と暖冬のおかげで旅に出て「水ようかん」を買うチャンスが訪れた。名物羽二重餅も一緒に買ってホクホクして帰路につく。 再び特急しらさぎに乗って待ち合わせの敦賀へ。敦賀からまた特急しらさぎに乗って金沢へ。急いで北陸新幹線に乗り換え、自由席を確保してやれやれ。ホッとしたから車内販売でコーヒーを買っちゃおうかなと思ったら、この時間はありません…と言われてしょげたけれど、無事に帰った。 北陸は歴史と文化と生活が豊かであるなぁと思った。関東にも、もちろん古いものはあるけれど、神社仏閣など戦国〜江戸期に由来するものも多く、紫式部の時代から続く人間(庶民)の営みが感じられる武生がとくに良かった。
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by miwako8
| 2024-02-28 10:46
| おでかけ
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北陸新幹線、敦賀までの延伸が次のダイヤ改正に影響を与える…のは当然のことだし、延伸すれば敦賀まで行ってみたいわぁ、というのは旅行好きならフツーに考えることだろう。
しかし、この延伸というのは、鉄道オタクにとっては青天の霹靂らしく、この電車、あの車両、路線、あぁ、無くなる!という、切羽詰まる状況らしい。 そこのところはちょっとよくわからないけれど、地震・余震、復興と応援のさなかである北陸の地に呑気な鉄道オタクを自由に放つわけにもいかず、同行した。 北陸エリア乗り放題、東京往復新幹線が付いた切符を用意。かなりオトク。 なんとか福井泊を手配して、諸事情により午後出発。 夜にはホテル到着し、翌日をどう過ごすか頭をひねる。恐竜博物館か、永平寺か…北陸はほぼ未踏の地であるため、行くべき場所や見ておくべきものが自分の中にたくさんある。 ホテルの部屋ではテレビをつけていた。そこに大河ドラマ館がオープンしたという地方ニュースが流れた。今いる場所に近い話題にちょっと心が動き、場所と内容を確かめた。越前市武生。紫式部が一時住んだ場所。 なるほど、ちょっと、武生に行ってみよう、となった。 大河ドラマ館は朝から行く方が良さそう。駅前の恐竜に挨拶してから、サンダーバードに乗り、武生で降りた。しばらく待つと無料バスが会場まで連れて行ってくれた。 何を期待して行ったかと言うと、衣装である。 願っていた通り主人公が着用した十二単が飾られていて、近くで見て、写真も撮ってよく、しかも朝イチで混んでおらず、じっくり眺めることができた。 展示を見たあとはバスではなく、徒歩で武生の街並みを見ながら駅へ戻った。
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by miwako8
| 2024-02-27 20:48
| おでかけ
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2月のお茶の稽古は1回の参加。
それは14日バレンタインデーだった。 門下は女子だけだから、まったく関係ない(笑) 抱清棚だった。 この棚は2月に使うと教わった。 桐木地で、地板が無く、柄杓をかける釘がある。 大ぶり?で堂々とした棚、木地は素朴感を出していて、結構好きな棚かも。 地板が無いから運び点前に準ずる。 水指は真ん中に置く。 それにちょうど合うように棚も置く。 なるほど。 と思ったら、今日の稽古は台天目点をして下さい、ということで棚は移動されてしまった… そして台天目点がまだわからない… 抱清棚 濃茶 Sさん 台天目点(濃茶) 担当 抱清棚 濃茶 Yさん 抱清棚 薄茶 Iさん 茶 清祥の昔 あいや 菓子器 面取駒繋食籠 菓子 桜おはぎ 掛物は茶筅売の絵のある短冊だった。 茶筅売りというのは、年末に商売をしていたらしい。本当は12月に掛けるのがふさわしいけれど、出せなかったから今日ね、と先生。 ということで、2月の稽古は他に行くことができないから、台天目点を忘れないうちに、各方面より譲り受けた茶道具を並べて復習してみる。だいぶ違う道具を使っているのだが…そこはイメージとイマジネーションでなんとか工夫。 結局すべてを思い出すことはできなかったし、やってみたもののあちらこちら間違えていそうだ… やれやれ。 しかし、稽古内容もここまでくると天目台くらいは必要なんじゃないかと心配になってくるのであった。買おう…
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by miwako8
| 2024-02-27 16:10
| 茶道
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ネットで検索した数寄屋袋の型紙を試作。
洗える数寄屋が欲しいから、もう少し試作・検討しよう。
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by miwako8
| 2024-02-13 14:26
| 手作り
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小澤征爾さんが亡くなった。
たった1度だけである。 そのコンサートに行ったことは人生で良かったことを数えるとしたら、その1つにあげられる。 その指揮をする姿、奏でられる音楽の雰囲気には、初めて感じるもがあり、衝撃的だった。 今となっては、どこがどうだったかは言い表わせないし、氏の後ろ姿の漠然としたホールの景色しか思い出せないけれど、これが“世界のオザワ”なのか、と全身で感じることができた。 “世界のオザワ”を観たい、体感したいと若い頃に思った。 基本的に、出掛けるコンサートはプログラム(選曲、演目)とオーケストラや演奏者から決めていて、指揮者から選択することはなかった。 指揮者から探すのは初めてだったかも知れない。 それは、すでに入手困難、高額チケットという世界であり、どうすれば良いか結構考えた。 当時は新日フィルの名誉?音楽監督だったのかも知れない。年に数回、新日フィルで指揮をされていたことがわかっていたから、思いきって定期演奏会の年間シートを購入した。オザワ氏の指揮、1回のために。 (もちろん他の定期演奏会も出掛けてチケットは無駄にしていないし、新日フィルはとても良いオーケストラで、今でも贔屓?気にかけているオケだ) そんなことができたのは、家族(実家暮らし)や仕事(安定収入)のおかげだが、今でも良い思い出に浸ることができるのだから、無駄では無かった。 亡くなってとても残念だが、“世界のオザワ”の良い記憶があるの、嬉しい。
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by miwako8
| 2024-02-10 08:54
| 音楽
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